一般廃棄物収集運搬とは
一般廃棄物とは、産業廃棄物以外の廃棄物です。
一般的には以下のものを指します。

• 家庭系一般廃棄物＝家庭から排出される廃棄物（家庭ゴミ）
• 事業系一般廃棄物＝事業者が排出する産業廃棄物以外の廃棄物
• し尿（排泄物）

他に、特別管理一般廃棄物＝家電製品に含まれるPCBや感染性一般廃棄物（生体に対する毒性が高いゴミ）があります。
事業系一般廃棄物は、条例で明確に取り扱う地方自治体を除けば、法律上の取り扱いは家庭ゴミと同じです。
一般廃棄物の収集・運搬および処分は、市町村に処理責任があり、原則的には市町村自らが行いますが、市町村で行うことが困難な場合に限り、市町村長は一定の要件を満たした業者の申請により、ごみ処理基本計画に基づいて一般廃棄物処理業の許可（一般廃棄物収集運搬業許可）を与えることができます。
一般廃棄物収集運搬とは、この一般廃棄物収集運搬業許可を取得している業者のみが行える廃棄物の収集と運搬業務です。

一般廃棄物収集運搬業許可
家庭から出る「家庭系一般廃棄物」、事業所などから出る「事業系一般廃棄物」のいずれを収集運搬するにせよ、この許可が必要です。
一般廃棄物収集運搬業許可を取得するには、以下の3つの条件をクリアしなければなりません。

1. 市町村が自治体の処理能力で一般廃棄物の収集運搬ができない状態である
2. 申請内容が市町村が作成している「一般廃棄物処理計画」に沿っている
3. 申請する事業者に、環境省令で定める基準に適合する事業継続能力がある

判断基準が行政の裁量に負うところが大であるため、取得が非常に難しい許可でもあります。
1964年から一般廃棄物収集運搬に携わっている当組合は、非常に長い経験と信頼を得ております。